胃〜盲腸

食べたものをまず、食道を通って胃に入ります💨

　食道の病気では、生まれつきの病気ですが、先天性食道閉鎖症があります➰

生まれる前は食べ物🍎の通り道、食道と空気の通り道🌬、気管はつながっていたので、食道閉鎖症は食道気管瘻（ろう）というつながり部分があります💦

　これを放っておくと空気を吸うたびに胃に空気が行ってしまい、胃破裂🤯を起こしたり、逆に食べ物🍎が肺🫁に入ってしまい肺炎を起こしたりしてしまいます😢

　そのため、生まれたらすぐに緊急手術✂️が必要になります💦

　ただ、出生前診断の胎児超音波やMRIで生まれる前からわかっていることが多いです💡

　次に胃ですが、生後1か月くらい経つと胃の出口🚪幽門（ゆうもん）が厚くなります💦これが正常以上に厚くなると、飲んだミルク🍼が胃より先に進まなくなる肥厚性幽門狭窄症という病気になります💨

　このため、ミルク🍼を飲むたびに『噴水状嘔吐🤮』といって、まさに噴水⛲️のようにたくさん吐くのが特徴です🤮

　厚くなった幽門は注射💉で開くこともできるので、ミルク🍼のたびに注射をするという方法もありますが➰期間もかかり、最近は臍からの手術✂️で太くなった幽門を開くことができるので、主流です💦この病気は原因不明ですが➰長男に多いです👨‍⚕️

　胃を過ぎると、食べ物は十二指腸に入ります➰

　十二指腸にも、十二指腸閉鎖という病気があります💦これも生まれつきの病気で、やはり十二指腸より先に食べ物🍎が進まないので、手術✂️が必要です💨

　食べ物🍎を食べなくても、胃には唾液が流れてきたり胃液が出たりしてこれがたまります💦十二指腸閉鎖があると、これが先に進まないので、吐いてしまいます🤮このため、生まれたらすぐに胃管といって鼻から胃まで管を入れます💨そうすることで胃内容を管で、外に出して吐かないようにします💡

　このため十二指腸閉鎖は本当の意味での緊急手術✂️ではないですが、その間栄養が取れないので生後数日以内の手術✂️が必要です💦

十二指腸閉鎖はダウン症の子に合併することが多いです👨‍⚕️

　十二指腸のあとには、小腸が続き、小腸にも小腸閉鎖があります➰

　小腸は元々数メートルありますが、小腸閉鎖では手術✂️をしても腸が数十センチしか残せないことがあり、これを短腸症候群と言います💦

　短腸症候群では、口からの食べ物🍎だけでは栄養を十分にとれず、中心静脈栄養という体の太い血管🩸に点滴💉を入れ続けなければいけなかったり、将来的に小腸移植が必要になったりします💨

　お腹が痛いときは『の』の字にマッサージするように➰と言われているように、大腸はお腹のまわりをぐるっと🌀一周しています✨もともとは腸はまっすぐですが、すべての腸が一周回転してその形に落ち着きます☺️

　この回転が途中で止まってしまったものが腸回転異常です💡腸回転異常があると中腸軸捻転といって、小腸がねじれてしまうことがあります😱

　中腸軸捻転が起きてしまうと緊急手術✂️が必要で、間に合わないと腸が腐ってしまい、手術✂️をしても短腸症候群になってしまうことがあります⤵️

　小腸の入口を空腸、出口を回腸と言いますが、回腸を過ぎると大腸です➰医学的には結腸と、最後の部分を直腸と言います💡

　回腸のはじめの部分を盲腸といい、盲腸にぶら下がっているものが虫垂です✨

　虫垂に菌👾が入って炎症🔥を起こすと虫垂炎になります💦俗に『盲腸』と言われているものです💨

　虫垂炎は右下が痛くなるといわれますが➰はじめは上のほうが痛かったり、気持ち悪いだけということも多いです✨痛みが右下に移動して、熱🥵が出て、採血で白血球、CRPが高くなり、超音波🐬で太くなった虫垂があれば診断です💡

　大人は脂肪が多く、超音波🐬では見えず、CTを撮ることも多いですが➰こども🧒は超音波🐬で見えやすく、CTは放射線被曝の問題もあるため、避けたいです💨

　虫垂炎は軽ければ抗生剤💉で抑えることもできますが、絶食で入院は必要な上、再発もするので手術✂️のほうがいい気はします💨

特に次に再発するのが、いつかはわからないので、受検📝の前日ということもあり得ます🥺

　昔は虫垂炎のキズは右下にありましたが、これも今は腹腔鏡手術✂️が主流です💡

　逆にひどい虫垂炎は緊急手術✂️というのも、抗生剤💉がよくなってきているので、まずは抗生剤💉で炎症🔥を抑えて、よくなってから手術✂️をするようになっています💨そのほうが小さいキズででき、合併症も少なくてすみます☺️