小腸〜肛門

 小児👧の消化器Part.2


 小腸~大腸の病気で比較的多いのは腸重積です💡(感染性腸炎が一番多いですが😓)

腸重積はロタワクチン💉のところではも書きましたが、腸🪱が腸🪱に入り込んでしまう病気です💨

 そのきっかけとなることで多いのがリンパ節です➰腸炎🔥を起こすとおなかの中のリンパ節が大きくなります💦そのリンパ節を腸🪱が巻き込むと、それをきっかけとして腸重積が起こります💨

 それはロタウイルスワクチン💉でも起き、生まれたての赤ちゃん👶ではまだ免疫機能🧬が備わっていないため、リンパ節が腫れることも少ないですが、少し大きくなる👦とロタワクチン💉を飲むことで腸🪱のリンパ節が大きくなり、腸重積が起きてしまいます💨そのため、ロタウイルスワクチン💉には月齢制限があるのです👨‍⚕️

 腸重積になると間欠的腹痛といって、痛くなったり😖痛みが弱まったりを繰り返します🔁小さい子の場合には機嫌が悪くなったり😭よくなったりし、悪化すると吐いたり🤮、血便🩸が出たりします💦

 医療機関に行くと、浣腸をし便💩に血🩸が混じると疑い、超音波検査🐬で腸重積像が映れば診断です💡クリニック🏥では処置ができないため、病院🚑に行き、高圧浣腸といって、おしりから造影剤や空気をいれて、入り込んだ腸🪱を治します✨これで治らなかったり、腸重積が起きてから時間⏳が経ってしまっている場合には、高圧浣腸で腸に穴が開いてしまう😱可能性があるため、手術✂️を行います💨

 年齢が高くなると🧑、リンパ節で腸重積は起こりにくくなるため、年齢が高い子や繰り返し腸重積を起こす子は別の病気を考えます✨生まれつき、腸🪱にでっぱりがあるメッケル憩室(けいしつ)や、血液のガン👿である悪性リンパ腫が原因のときがあります💡


 大腸はまっすぐだった腸が回転🔁して「の」の字になると、前回書きましたが、この「の」の字になるとき、腸🪱がへそのなかに一度入り込みます💨この入り込んだ腸🪱を中心に腸🪱は回転し、入り込んだ腸🪱は自然となくなります✨

 しかし、その腸🪱がすべて残っている場合、臍腸管(さいちょうかん)遺残といい、へそが感染(臍炎)を繰り返したり、へそから便💩が出たりします。その腸🪱が一部残っている場合がメッケル憩室となり、腸重積の原因となります💦メッケル憩室には胃の組織が入っているため、潰瘍を起こし、腹痛😖の原因になったり、血便🩸の原因になったりします💨


 へそは膀胱💧ともつながっていることもあり、これを尿膜管(にょうまくかん)遺残といい、やはり臍炎の原因になったり、おへそから尿がでることもあります💦


 腸🪱を動かす神経は食道から胃、十二指腸、小腸、大腸と伸びてきます💨しかしこの神経が途中で終わってしまったものをヒルシュスプルング病と言います💡神経がなく、腸🪱が動かないと、そこより先に便💩が移動せず、おなかが膨れて吐いたり🤮、場合によっては腸が破裂することもあります😱

 伸びてくる神経が短く小腸や大腸の入り口で終わってしまう場合には、生まれてすぐ👶に気づかれますが、大腸の最後、直腸の途中で終わっている場合には、便秘と思われていることがあります💡

 最近は便秘にもよい薬💊があり、薬💊を使っても便秘が治らない場合や、おならも出ないようなときには、ヒルシュスプルング病の可能性もあります💦

当院では、そのような子は愛知医大小児外科に紹介し、入院にて直腸粘膜生検🧫、注腸造影検査を行い、診断がつけば手術✂️を行い、退院後の通院は当院にて行っています💨


 大腸は最終的には、肛門に至り便💩を出します💨しかし生まれつき肛門がない病気があり、これを鎖肛といいます💡鎖肛は2000人に1人くらい存在し、便💩の出口がまったくない場合もありますが、正常とは違う部位に瘻孔(ろうこう)という穴が開いていることもあります✨

 近いものでは、本来の肛門より少し前に開いていて、気づかれないこともありますが、瘻孔は細く、筋肉も通っていないので、便秘の原因だったり、便失禁の原因になることもあります💨

 離れているものは、男の子👦では、陰嚢や尿道、女の子👧では膣につながっていることがあります💡また、女の子👧では、元々は尿道と膣と肛門は一つの腔(総排泄腔)であったため、その一つの腔しかない子もいます💦

鎖肛はいずれの場合であっても手術✂️が必要です💨

愛知県日進市 OBKタカE クリニック 小児科

第2、第4日曜診療🩺 こどものおなか🪱便秘外来💩でべそ治療🩹 小児循環器、小児腎臓、アレルギー💓 小児科専門医 兼 小児外科専門医🩺 一般診療、予防接種、乳児健診🐣 30代さわやか健診、乳がん検診(超音波)🐓

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