核酸増幅検査(PCR/NEAR)
抗原検査は、現在のウイルス量に従ってどれだけあるかをキットに二本線が入るかどうかで判定しています。ウイルス量が少ない場合には線が入らず陰性となってしまいます。そのため、無症状の方の検査には適していません。症状が出てすぐのときも陰性となることがあります。
核酸検査はウイルスのDNA/RNAの一部を増やして、それがあるかどうかを検出する検査です。そのため、少量のウイルス量でも検出することができるため、無症状者の検査も行うことができます。それでも検査は100%ではないので、陰性となることもあります。
PCR法は温度を上げたり下げたり繰り返すことでDNAを増やす方法ですが、大きな医療機関/研究機関にしかないのと、検査に時間がかかってしまいます。NEAR法は温度変化をせずにDNAを増やす方法で、短時間で検査を行うことができます。COVID-19に関してはPCRと精度差はほとんどありません。PCRという言葉が有名になったため、NEAR法もPCRと呼ばれていることもあります。
当院でも同時に2人までNEAR法を行うことができるようになりました。このため、無症状の濃厚接触者の検査も行うことができるようになりました。無症状で濃厚接触者でもない方の検査は行えません。陰性証明書の発行もできません。
濃厚接触者の方でNEAR法陰性の方には、無料の抗原定性キットをお渡ししますので、後日症状が現れた場合、ご自宅で検査を行ってみてください。ご自分で検査を行うのが不安な方は当院で行わせていただきます。
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